国分寺の地域通貨「ぶんじ」 ~ありがとうの気持ちを、通貨にのせて~



カキマツリ


2012年11月25日、
おたカフェ前で「おいしいカキマツリ」が開催されました。
私、お恥ずかしながら、国分寺は柿が有名だということをはじめて知りまして。農家さんの中には賞を取るほどの実力者の方もいるらしいのです。確かにそう思って秋の国分寺を眺めてみると、至る所に柿、柿、柿。

「カキマツリ」では、フリーマーケット、肉の丸愛さんの里芋コロッケ販売、バードハウス作りワークショップ、そして柿を使った料理コンテストが開催されました。

「柿を使った料理コンテスト」とは、事前にエントリーした方に、国分寺にある子ども達の遊び場、プレイステーションになっていた柿をいくつか渡し、それを使いそれぞれ独自のレシピを考え、料理を作るという企画。

当日は全部で10の料理が紅葉のトンネルの下に並べられました。
審査員は、通りがかりの紅葉狩りを楽しむ方々。料理をそれぞれ少しずつ食べ、黒板にチェックをつけていきます。


柿という食べ物。酸味が無いためそれ単独では、デザートにするには不向きという声も聞かれましたが、「柿のプリン」「柿のチーズケーキ」「柿のスコーン」どれも柿の甘さを活かした美味しいスイーツに仕上がっていました。

更に、「柿と海藻とリンゴのサラダ」「柿とダイコンとホタテのサラダ」などサラダにすると柿の甘さがほどよい存在感を出し、これもまた美味でした。

驚かされたのが、「柿と豚の角煮」。通常角煮は大根と似ることが多いと思うのですが、そのレシピでは豚の相方は、柿。レシピを考案されたかた曰く、「柿を食べる豚がいることは知っていて、豚が柿を食べるなら相性が悪いわけがないと思って」とのこと。この発想スゴいです!!

そして、お味の方はと言いますと、柿の甘さが煮汁にしみ出し、柿自体は大根のような、煮汁を吸ったやわらかい味。お鍋の中の豚も、柿の甘さを吸ってより一層美味しくなっていました。柿の献身さたるやといった感じです。

さてさて、優勝のレシピはというと、柿のチーズケーキが見事優勝を果たしました!!柿とチーズこれが合うんです。一口食べると、どんどん食べたくなる。そんな、やみつきになるお味でした。


今回のこのイベント。残念ながら「ぶんじ」を絡めたことは出来ませんでした。ただし、ミーティングの中でも、この経験をもとに、イベントの際に「ぶんじ」登録ステーションを設け、新たに「ぶんじ」に興味を持って下さる方にメールアドレスを頂き、メーリングリストに登録し、「ぶんじ」を渡すことを再び始めてみようという話が産まれました。

おそらく、このカキマツリでの経験、今年じわじわと効いてくるのではないでしょうか?おたカフェは次は春の桜の季節が楽しみですね。そのときには「ぶんじ登録ステーション」。みなさまの前にお目見えしているはずです。

(by いまだ)